会期
2016年3月12日(土)-3月21日(月)
13:00-20:00 /最終日18:00まで
休廊日:3月15日(火)
入場無料
オープニングレセプション
3月12日(土) 17:00/20:00
会場
gallery to plus(東京都目黒区自由が丘1-12-4 B1)※自由が丘駅から徒歩1分
原裕子の作品は、シャモットを材料としている。シャモットとは焼き固めた耐火性粘土を細かく砕いた粉末で、一般的には耐火煉瓦の材料としたり、窯の中に作品を詰める際に使われる道具の一つだ。
砂を固めて作る、原の作品は砂糖菓子や珊瑚のような質感をしている。 彼女の手指から紡ぎ出されるカタチは、その様相によって印象が異なる。球と線の重なりによってできれば、珊瑚の欠片や未来都市のようだし、丸く捏ねたものの集合体は、甘く美味しいお菓子のようだ。 四季の移り変わりや流れていく日常の中で、人は微かな変化を感じるが、大概忘れてしまう。原は、そのほんの僅かな変化も逃さない。微かな変化は彼女の中で積み重なり、やがてカタチとなっていく。
今展は、原裕子の初個展である。「微」という今展のタイトルには、あえてフリガナをふらなかったのには、見る人によって美しさや作品の印象が異なるように、「微」という漢字の印象から個々に読み取ってもらいたい、という作家の意図による。彼女がこれまで紡いできた膨大なカタチは、まさに「微」の集積なのだ。ぜひご高覧ください。
2011年 多摩美術大学美術学部工芸学科陶プログラム 卒業
2013年 多摩美術大学大学院美術研究科修士工芸専攻 修了¥
展覧会
2010 多摩美術大学 陶研究室 選抜展「たまびやき」(銀座/藍画廊)
2011 多摩美術大学工芸学科 卒業制作展「創」(表参道/スパイラル)
2011 アジア現代陶芸 新世代の交流展(中国/広州)
2012 Co-Core国際講評会(フインランド/ヘルシンキ)