長崎県のそのぎ茶のパッケージデザインが完成し、5月より発売開始されました。
他の産地との区別化と新奇性あるデザインとするために、切り絵でデザインを構築し、「そのぎ茶」の歴史、風土、環境をイメージしたデザインとしました。3種類は、それぞれお茶のランク別となっており、3つを合わせると1つの「絵」としても構成されます。
合わせて、現在の法令に遵守する記載事項の整理や、冷茶としても召し上がれることなど訴求するイラストなどを裏面に配置しています。
そのぎ茶について・・・
1400年代より生産が始まったそのぎ茶は、茶葉の形状が丸いため、玉緑茶(たまりょくちゃ)、またはグリ茶と呼ばれている。一枚一枚が丸くて緑色の艶が深いため、香りや旨みが強いという特徴を持ち、急須の中でゆっくりと開きながら旨みを抽出していくため、そそぐたびに味や香り、旨みの移り変わりを楽しめます。
また、製法にも「蒸製玉緑茶」(むしせいたまりょくちゃ)と「釜炒り玉緑茶」(かまいりたまりょくちゃ)の2種類があり、蒸し製玉緑茶は、香気も強く感じ口中では爽やかで味わい深いお茶で、釜炒り玉緑茶は、釜炒り特融の焙じ香があり、のど越しがさっぱりしているお茶です。
そのぎでは、一番茶の育成にあたる4月中旬ころ、茶園がある山間が朝霧に包まれるという好条件で、葉にふれる程よい水分が新芽の育成にとても良く、また昼夜の気温差が茶の育成にメリハリを与え、味をまろやかにし、ほどよい香りとコクを育むと言われています。尾上製茶は、家族一丸となって、お茶の生産からパック、流通までを行っています。
生産:尾上製茶 デザイン:寺井茉莉子
弊社は、本商品における6次産業化としてのアドバイス、パッケージデザインの制作のマネジメントを行いました。2018年10月より、弊社の酒販部門でのお取り扱いをする予定です。